2003.  

 
 2003.7.21 公民館の禁煙と「健康増進法」  

 受動喫煙被害を防ぐために公共施設の徹底分煙もしくは館内禁煙が必要だと、一般質問や予算・決算審査で市の取組を求めてきました。市は喫煙者への配慮とかタバコ税収が欲しいとかの理由でなかなか着手しなかったのですが、今春の健康増進法施行に合わせて一気に禁煙施設が増えました。
 その中で残っていたのが公民館分館。「公民館が禁煙にならないのはなぜ?」との問い合わせもいただきました。本館は福祉会館と併設のため先に禁煙になっていたのですが、分館については公民館運営審議会の意見を聞くために遅れていたものです。この公運審の結論も出たので、8/1からお知らせを掲示し、9/1から館内禁煙の予定。8月いっぱいは周知期間とのことです。
 でも、8月は夏休み、分館は児童館や図書館と併設になっているところも多いですから、子どもの利用も増える季節です。その期間が現状通りというのは…。
 8/1から館外にも喫煙所を作り、そちらでの喫煙をお願いするのはどうでしょう。なぜ禁煙にするのか?の問題です。受動喫煙、それも感受性の高い子どもへの影響を考えるのならそのくらいの配慮は当然です。
 
 それから、今回の禁煙の原動力になった「健康増進法」。受動喫煙防止をうたってくれてありがたいという面もありますが、むしろ、健康増進を「国民の責務」にして、健康診断の義務化や健康手帳の交付など、健康を害する社会的要因から目をそらし、自己責任と管理の強化に向かう側面や、健康観の押しつけによる「障害者」の排除につながる危険性など、要注意の恐い法律のようですね。

 
 2003.7.19 DV被害者支援の民間シェルターへの公的援助を   

 今年4月に発表された内閣府男女共同参画局の「配偶者等からの暴力に関する調査」結果によると、女性5人に1人が、夫・恋人からの暴行・脅迫を体験しています。夫婦間だけでなく、子どもに与える影響も大きなものがあります。

 「多摩でDVを考える会」という女性へのあらゆる暴力をなくしていこうと活動しているグループがあります。多摩地域の市民、自治体職員、議員による女性の組織で、私も3年前の設立当初からの会員です。
 先週、この会主催の研修会「全国30カ所のシェルター事情」に参加し、DV被害者の支援に欠かせない緊急避難場所としての民間シェルターの役割と維持の困難さを再認識しました。
 この会でも、多摩地域で2つの民間シェルターを運営していますが、開設、維持、運営はカンパとボランティアで支えられていて、とても苦しい状況です。昨年度のデータでは全国21都道府県に55の民間シェルターがありますが、公的な財政援助をしているのは13都道府県と17市だけ。今年度から国分寺市が多摩の民間シェルターに補助金を出すことになりました。DV被害者はとりあえず「逃げる」わけですからシェルターも自治体単位ではなく、広域で対応する必要がありますし、民間ならではの柔軟な対応も求められているようです。

 6月議会で「男女平等基本条例」を可決、すでに7月から施行になっている小金井市にとっても民間シェルターへの財政援助は緊急検討課題です。少しずつでも、多摩の各市が援助すれば、大きな支えになります。
 
 2003.7.14 今日から駅頭市議会報告…の予定でしたが雨でした。  

 今朝から6月議会の報告を駅頭で行う予定でしたが、雨のため、今日の分は来週に延期しました。明日以降の予定は次の通りです。お声をかけていただけると元気が出ます。

  15(火)東小金井駅北口 
  16(水)武蔵小金井駅北口東側
  17(木)武蔵小金井駅北口西側
  18(金)武蔵小金井駅南口
  来週のどこかで 東小金井駅南口

昨日印刷したばかりの市議会レポートの最新号も配布します。
 
 2003.7.9 ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」 

 先週、「ヒバクシャ」という映画を観てきました。
 91年の湾岸戦争で投下された劣化ウラン弾によって、イラク国内にはヒバクシャが増えています。特に成長期で影響を受けやすい子どもの白血病などが急増、湾岸戦争前の8倍にもなっている地域もあるそうです。「ヒバクシャ」は、「私を忘れないで」というメモを残して白血病で亡くなったラシャという一人の少女と、鎌仲ひとみ監督との出会いから生まれた映画です。50年以上前の広島、長崎の原爆によって、今も新たな発病に怯えるヒバクシャ。その原爆を作ったアメリカのハンフォード核施設の放射能汚染によるヒバクシャとして闘っている人たち。そして、今回のイラク戦争でさらに新たな劣化ウラン弾が大量に投下されたというテロップで終わる2時間近いドキュメンタリーです。
 放射能汚染されたものを体内に取り込むことでじわじわと細胞を壊していく低線量被爆の恐ろしさ…。ウランの放射能の半減期は45億年です。人類だけではない、大地、地球に与えてしまった影響の大きさには、言葉がありません。

   「ヒバクシャ」の都内での上映予定は以下の通りです。
*詳しくは「ヒバクシャ」のページをご覧ください。
    7/20(日) 13:30    杉並区高円寺会館
    8/ 2(土)13:30 18:30 調布市文化会館たづくり
    8/29(金) 14:30 18:00 渋谷消費者センター(要予約)
    8/29(金)        多摩市立永山公民館
    9/ 5(金)18:30 20:30(講演) 武蔵野公会堂

 劣化ウラン弾については劣化ウラン研究会のホームページをご覧ください。
 また、イラク特措法の国会の特別委員会で慶応大学の藤田祐幸さんが参考人として発言し、いま日本がなすべきは、自衛隊派兵ではなく、小児ガンセンターの建設だと訴えていらっしゃいます。この陳述書は必読です。

 小金井では、チェルノブイリ原発事故をきっかけに市が食品の放射能測定器を市が購入し、市民団体であるが運営・測定をしています。私もそのメンバーの一人ですが、「ヒバクシャ」上映会をぜひ小金井でも開催したいと企画しています。中心メンバーが参加している小金井市に放射能測定室を作った会のホームページもご覧ください。

 
 
 2003.7.8 続.議会報告 議員の国保税滞納に対する議員辞職勧告決議の是非  

 渡辺大三議員(民主党)が国民健康保険税を4年間滞納していたことが新聞報道され、3月議会の本会議で、本人が事実を認め謝罪する発言をしました。
 そして、6月議会には、この間集められた3000近い署名による議員辞職勧告決議や徹底解明を求める陳情、また議員の議場外の行状について議会は審査・議決するべきではないという陳情などが出されました。
 私は、すでに本人が公式に事実を認め謝罪していますし、地位利用の汚職などとは異なり、辞職勧告決議や個人情報に関わる解明は適当ではないと判断しました。それぞれに異なる有権者の投票によって選ばれている議員の議席を、他の議員が否定するような議決は余程のことがなければ行うべきではありません。有権者が直接請求か投票で判断することです。
 辞職勧告決議を求める陳情は否決、徹底解明を求める陳情は可決、審査・議決するべきではないという陳情は否決となり、さらに議員提案の2つの決議の結果は以下の通りでした。

■国保税滞納の渡辺議員に辞職を勧告する決議  否決

  賛成 改革連合(武井、五十嵐、西岡)、改革21(篠原、小川、高木)
      公明(鈴木、小尾、和田)、自民(伊藤、露口)

  反対 市民自治こがねい(漢人)、共産(井上、板倉、関根)
      市民の党(青木、野見山)、生活者ネット(小山、藤村)、民主(斉藤、渡辺)
      湧く湧く環境クラブ(若竹)、市民ウェブ(稲垣)

■国保税滞納の渡辺議員に猛省を求める決議  可決

  賛成 市民自治こがねい(漢人)、共産(井上、板倉、関根)
      公明(鈴木、小尾、和田)、自民(伊藤、露口)
      市民の党(青木、野見山)、生活者ネット(小山、藤村)、民主(斉藤、渡辺)
      湧く湧く環境クラブ(若竹)、市民ウェブ(稲垣)

  反対 改革連合(武井、五十嵐、西岡)、改革21(篠原、小川、高木)    *敬称略

 
 
 2003.7.2 市長の予算流用裁判 第2回公判  

 昨日、市議12人で稲葉市長を訴えている再開発予算流用問題裁判の第2回公判がありました。原告(私たち)、被告(市長)とも前もって準備書面をだしているので、法廷では、「準備書面の通り陳述しますか」との裁判長の問いにそれぞれの弁護士が「はい」と答えて、後は次回の日程調整など。裁判長から原告に対して「次回は目節間の流用は違法ではないとの被告の主張に対する反論をするように」という発言がありました。
 市長からの準備書面の提出が6/27とギリギリだったため、今回での反論は間に合いませんでしたが、この中で述べられていたのは「この予算流用は違法ではないし、2003年度予算が可決されたことで、再開発事業を進めることは正しいと追認された」という主張です。
 次回は9月11日(木)13:30です。
 
 2003.6.30 1票差ゾクシュツの6月議会終了。住基カード手数料条例は否決などなど  

 6月26日、予定通りに全ての議案の審査を終えました。続けて昨日「市民自治こがねい」の総会も終わり、5月の人事調整の議員連絡会議からの一連の流れがやっと一段落です。
 6月議会の報告は数回に分けてアップします。

 とにかく1票差の11対12での議決が多かったです。
 5月臨時会での今年度予算の可決の賛否態度は次のような構成でしたが
  賛成K小尾、和田、鈴木、武井、五十嵐、西岡、小川、篠原、高木、伊藤、露口、若竹
  反対J井上、板倉、関根、小山、藤村、渡辺、斉藤、青木、野見山、稲垣、漢人
今議会では、市民参加条例修正案可決、住基カード手数料条例否決、渡辺議員への辞職勧告決議否決など、すべての1票差議決の態度構成は同じで次の通りでした。
  J小尾、和田、鈴木、武井、五十嵐、西岡、小川、篠原、高木、伊藤、露口
  K井上、板倉、関根、小山、藤村、渡辺、斉藤、青木、野見山、稲垣、漢人、若竹
(敬称略)
 今回最終日の討論・採決の開会時刻に稲垣議員が現れず(5分くらいの遅刻でした)、森戸議長が休憩を取ったことで「そんなことしていいのか?」「前例にするのか?」と指摘されるという事件もありました。一人の退席や欠席で議長採決や逆転ということもある緊張感いっぱいの議会構成です。

■市民参加条例
 市長のしたいときに市民投票ができるという市長案を、策定委員会の答申に戻し、常設の「市民投票条例」を別につくるという修正案を11対12で可決

■男女平等基本条例
 カタカナ語を少々減らした修正案を20対3で可決。反対は「改革21」(篠原、小川、高木)。高木議員の「中絶容認を教育の場にまで持ち込むトンデモナイ条例だ。全国的なこういう風潮に守旧派が立ち上がっている」という反対討論は壇上から怒鳴りつけるようなもので恐かったです。詳しくは議事録をご覧ください。

■小金井の地下水と湧水を保全する条例
 議員提案しました。2年前に生活者ネットから提案されましたが、いったん取り下げ、議員研修、市民懇談会など調整を続けてきました。提案議員は小山、関根、渡辺、野見山、稲垣、漢人です。建設環境委員会で審議します。

■住基カード交付の手数料条例
 11対12で否決。小金井市は住基カードはただで交付することになります。
「国民IDカード」の発行は、日本は世界で2番目の国になってしまいそうです。1番のマレーシアではすでに12歳以上の国民にIDカードが発行されていましたが、今「マイカード」という指紋登録もされた多目的カードへの切り替えが進められています。一昨日参加した「反監視国際シンポジウム」でのマレーシアのガンさんの報告は数年後の日本を見るようでゾッとしました。

6月議会報告 続く予定

 
 
 2003.6.25 男女平等基本条例 明日可決!次は「子どもの権利条例」 

 男女平等基本条例は、昨日の総務企画委員会で修正案が可決されました。

 委員長を除く7人の委員のうち6人で修正案を提案し、賛成しました。
1人(篠原さん)は退席です。
 修正の内容は以下の通りで
カタカナ語を減らすために@〜B、市民参加条例と合わせるためにCです。

@「グローバル化」を「国際化」に
A「生物学的な性別であるセックスとは区別して」を「生物学的な性別とは区別して」に
B「メディア・リテラシー」を「メディアからの情報を読み解き、自己発信する能力」に
C審議会委員の任期を
 「再任は、原則として1回限りとする」を「連続して3期を超えてはならない」に

 明日の本会議でたぶん2〜3人の退席か反対で可決の見通しです。

 総務企画委員会協議会に出された最初の案では、「ジェンダー」も「ドメスティック・バイオレンス」も削除して書き替え、中絶容認攻撃の対象になっている「生涯を通じた男女の健康支援等」の15条の条文も変えようという約束違反の内容だったものが、調整の結果、上記のものにまとまったようです。


 さて、男女平等条例に大反対の高木真人議員は、今年度から策定の「子どもの権利条例」にも反対で、今議会の予算委員会でも
「子どもの権利条約は途上国の子どものためにつくったもので、日本の子どもは対象じゃない」「小金井でつくるなら、『子どもの権利と義務条例』にでもするべきだ」
などと発言していました。

 いま「子どもの権利条例」策定委員会の市民委員3人の公募中です。締め切りは7/7、800字以内の応募動機が必要です。
 ぜひ、ご応募を!  もしくはどなたかにお声をかけてください。
 詳しくは6/20市報をご覧になるか、市役所にお電話を。

 
 2003.6.19 市民参加条例&男女平等基本条例 &助役選任は見送り  

 昨日は総務企画委員会がありました。
 それぞれ市民参加の熱心な策定委員会を経て3月議会に提案され、継続審議になっていた「市民参加条例」と「男女平等基本条例」が、いずれも今議会で可決の見通しとなりました。
  
■市民参加条例
 市民投票、市民の範囲、審議会委員の任期などについての簡単な質疑の後、4人の委員(井上、青木、稲垣、斉藤)から修正案が提出されました。
 内容は「市民投票」の条文を、策定委員会の答申内容と同様に「他に条例で定める」に変えるというものです。市長案では、市長が重要と認めた場合に実施できるとなっているうえ、結果を尊重することも書かれていません。大事な市民投票ですから、ちゃんと別に条例を作るべきでしょう。
 修正案への質疑はなく、賛成4人、反対3人(篠原、武井、和田)で可決。修正部分以外の原案も可決しました。
 26日の本会議も可決の見通しです。

■男女平等基本条例
 また、また、カタカナ語が多い(篠原、武井)、中絶容認と取られる(武井)、審議会委員の任期が市民参加条例と異なるのはよくない(武井)、などの質疑の後、扱いについての協議をしました。
 その中で、カタカナ語だけでも何とかしたいという強い意見があり、次の3点が文書で確認されました。
--------------------------------------------------------------------
1.男女平等基本条例については、修正協議のため、予備日まで保留とする。
2.協議の内容は、第2条(定義)に示された外来語の用語の、適切な日本語への
  置き換え、および第29条の審議会委員の任期に限定する。
3.6月定例会中に条例の採決を行う。
--------------------------------------------------------------------
 修正を強く希望した篠原委員、武井委員から他の委員に案を示し、合意ができたら、条例策定委員にも了解していただく手続きをとるそうです。
 予備日とは6/24(火)です。
「直したいなら、今日、修正案を提案するのが本来」
「適切な置き換えができるとは思えないけど、やってみたら」
「今日採決すべきだけど、24日まで待ってあげよう」
というかんじの意見の委員の方が多いので、修正があるとしてもおかしなものにはならないでしょう。
 サンケイ新聞に中絶容認教育までする!と誉めていただいた条例も26日の本会議で可決の見通しです。

 と、いうわけで、大切な2つの基本条例は、どちらもこの6月議会で可決の見通しとなりました。一安心です。


 なお、「助役の選任議案」は今議会は提案しないそうです。竹内助役は今議会中に任期が切れますから、7〜8月は助役不在です。

 
 2003.6.18 生活保護世帯は「国鉄」運賃を減免?!  

 月曜日の厚生文教委員会、昨日の建設環境委員会で「生活保護世帯の上下水道料金減免について」の行政報告がありました。
 6/6の毎日新聞で、市の説明不足で減免申請をしていなかった方がいたことが報道されていたものです。

 その後市が調査をした結果と市としての対応は、
・対象になる345世帯の内、112世帯が減免申請をしていない
・かなり前から生活保護申請や問い合わせの際に渡すはずの「生活保護のしおり」も渡さず、口頭説明のみだった
・112世帯には6か月さかのぼってお返しする(根拠は都の運用??)
・この調査以前に保護中止になっている世帯は対象外(年70件くらい)
・今後は「しおり」を作り直し、渡すようにする
・職員研修を強化する
・他の援護施策(減免など)については把握していない  などです。

 生活保護受給時にまとめて口頭説明された内容をみんな覚えている人なんているでしょうか?使われていなかったというしおりには「国鉄運賃の減免」なんていう表現もあります。国鉄は1987年、16年前に民営化、JRになっています。いったいいつからずさんな対応をしていたのでしょう。「口頭で説明した」後は「申請主義」というのは、あまりに傲慢、サービスを受ける市民の立場に全く立っていない対応です!
 
 2003.6.17 6月議会前半終了、一般質問の結果を報告します。

 6月議 会前半が終わりました。
 今議会の注目の一つである「助役の選任議案」は前半では提出されませんでした。 現在の竹内助役の任期が切れ、最終本会議は空席ということになるかもしれません。選考が難航しているのでしょうか?
 私の一般質問は予定通り12(木)の午前中。傍聴ありがとうございました!初体験!の方もいらっしゃいました。
 結果は以下の通りです。


1 戸籍証明の申請に本人確認を

 法務省から、虚偽の届け出や不正な申請を防止するため、今年度中に婚姻届、離婚届、養子縁組届、養子離縁届について身分証明書の提示などの本人確認を行うようにという通達が出ています。
 プライバシー満載なのに、意外に簡単に他人でも取れる戸籍謄本などの証明書の発行も対象にすることを求めました。合わせて、早い時期に実施の方向で検討するとのことです。

2 市役所は事業系ごみ減量のモデルとなっているか

(1)事業系ごみ減量のための新たな取り組みの方針は

 家庭からのごみは減っていますが、事業系のごみは増えています。市としての今年度の取り組みは、@事業系ごみの処理手数料をアップしたことによる効果を期待、A大規模事業所への指導を強化する、とのことです。

(2)公共施設のごみの分別
 ごみ対策課として市役所、学校、集会施設等の市の公共施設でのごみの分別・ごみ箱の設置状況はを把握していないとのこと。ごみ対策課と各施設と連携しての再確認を提案しました。  教職員研修の中にごみの分別と現状認識の普及を位置づけることも必要です。ちょうど、翌日各課担当者を集めての会議があるとのことでした。成果はどうだったかな?

(3)市役所としてのごみ減量の対策と把握を
 事業用大規模施設に義務づけている「廃棄物の減量及び再利用に関する計画書と実績報告書」に準ずるものを市の施設についても作成し、公表することを求めました。
 市としては今年度中に市関係施設についてのごみ半減運動を行い計画書、報告書も作成し、達成状況の発表もするそうです。が、ごみの排出量などの数値的な把握は難しいとのこと。でも、それを民間事業所には求めてるんですけどねぇ…
小平市役所にならって、市の施設内や関係事業での割り箸や紙コップの使用をやめてごみ減量を進めることも求めました。
 環境基本計画とも連動して総合的なエコオフィス計画が必要ですね。

3 市役所こそパート労働の改善を

(1)児童館非常勤職員の勤務・採用のあり方について

 児童館非常勤嘱託職員は1998年に導入されました。1年ごとの契約更新で今春5年目を迎えて雇い止めとなり、再受験をしたけれど不採用になった方から、@新たな公募の年齢制限の検討過程に人権無視行為があったことについての謝罪を求める。A任用更新を行うこと。B未払いの残業代を支払うこと。という3点の要求による労働交渉が行われています。
 市は非常勤職員の仕事は補佐的だとしていますが、正規職員と同等の業務を求め、残業に対する支払いも行われていない事実があるようです。
 全庁的な非常勤職員の勤務実態と継続勤務意向を把握するための調査の実施を求めましたが、すでに調査、把握済みだから必要ないとの答弁でした。ホントかなぁ???

(2)市長はパート労働を女性労働差別の問題としてとらえているのか
 第3次女性行動計画が策定され、男女平等基本条例も提案されています。パート・派遣労働者への支援や、市の女性職員についての待遇改善が謳われています。
 市役所の非常勤職員もこれらの対象か?という質問には、「対象だ」との答弁がありました。また、公務員パート非常勤が、地方公務員法でもパート労働法でも保護されない「法の谷間」に置かれていて、法整備の必要があるという認識もあるそうです。
 ところが、男女平等基本条例が施行になっても、小金井市役所の非常勤パート職員の待遇改善はしない、必要かどうかの判断のための実態調査もしないとの答弁。
 市長は何のために条例提案しているんでしょう???

 
 2003.6.3 6月議会の 日程&ここに注目!  

 今日の議会運営委員会で6月議会の日程が決まりました。

5(木)本会議
6(金)本会議
9(月)〜12(木)一般質問  *漢人は12(木)11:00頃からです。
16(月)厚生文教委員会
17(火)建設環境委員会
18(水)総務企画委員会
19(木)予算特別委員会
20(金)駅周辺調査特別委員会
23(月)行財政改革調査特別委員会
24(火)予備日
26(木)本会議


 5月27日の臨時議会で今年度の予算が可決したばかりですから、今回は補正予算も小規模だし、議案は少ないです。

 その中での注目は…

@住基ネット本格稼働に伴う住基カード交付のための手数料条例。
  住基ネットに反対の議員は議長を除いても過半数のはず。
  ということは否決!ですよね?

A3月から継続審議になっている「男女平等条例」と「市民参加条例」の扱い。
  ぜひ、この議会で可決したいです!

B5/27臨時議会のドタンバ市長発言のその後
  「再開発25階建てビルの検証」と「住基ネット市民アンケート」って何なの?   …かな?

 
 2003.6.2 6月議会の一般質問の通告をしました

 6月議会が5日(木)から始まります。
 本日正午が一般質問の通告締め切りでした。今回の私の通告内容は次の通りです。
 日程は明日の議会運営委員会で決まります。


1 戸籍証明の申請に本人確認を
  虚偽の届け出や不正な申請を防止するため、婚姻届などの届け出や、戸籍関 係の証明書を請求する際には、身分証明書の提示などの本人確認をしないか。

2 市役所は事業系ごみ減量のモデルとなっているか

(1)事業系ごみ減量のための新たな取り組みの方針は

(2)公共施設のごみの分別
  市役所、学校、集会施設等の市の公共施設でのごみの分別・ごみ箱の設置状 況を把握しているか。学校教育、生涯学習、職員研修の中にごみの分別と現状 認識の普及を位置づけることが必要である。

(3)市役所としてのごみ減量の対策と把握を
  事業用大規模施設に義務づけている「廃棄物の減量及び再利用に関する計画 書と実績報告書」に準ずるものを市の施設についても作成し、公表しないか。
 市の施設内及び市の関係する事業における代用可能な使い捨て品の使用をや めないか。

3 市役所こそパート労働の改善を

(1)児童館非常勤職員の勤務・採用のあり方について
  正規職員と同等の業務を求め、残業に対する支払いも行われていないのでは ないか。今年度の非常勤職員公募に際して年齢制限を行ったか。
  全庁的な非常勤職員の勤務実態、意向調査の実施を求める。 

(2)市長はパート労働を女性労働差別の問題としてとらえているのか
  第3次女性行動計画が策定され、男女平等条例も提案されている。女性労働 問題としても市役所非常勤職員の待遇改善に取り組むべきではないか。計画・ 条例上の位置づけを問う。
 
 2003.5.27 住基ネット、再開発事業などを含む予算が可決してしまいました  

 今日の臨時議会で住基ネット、再開発事業などを含む2003年度予算が可決してしまいました。
 10時に開会し、提案説明の後に18人の議員が質問しました。
 再開発見直しも住基ネット切断もしないと言い続けていた市長が、夕方4時頃の若竹綾子さんの質問に対して、態度を一転し、
「25Fビルについて地元・公団と見直しを視野に検証したい」
「住基ネットの見直しを視野に市民アンケートを行う」
と答弁。
 けれど、続いて行った私の質問には
「“検証”の時期、方法、内容は全く答えられない」
「“検証”結果が出るまでの予算凍結はせず、議会が判断する機会はない」
「“検証”により見直しとなった場合のみ議会に報告する」
「住基アンケートの時期、内容についても全く回答できない」
などとあいまい極まりない答弁。
 予算議決が迫る議会の最終盤での、この稲葉市長の対応は議会への冒涜です!
 さらに、この答弁で予算修正案反対、市長原案賛成を決めた若竹さんの判断も全く理解できません。
 
 2003.5.26 後半2年間の委員会構成などが決まりました  

 正副議長、委員会や一部事務組合議員など決まりました。以下の通りです。
 
議長森戸洋子(共産党)
副議長小尾武人(公明党)
監査委員篠原ひろし(改革21)


 
 
総務企画委員
 
◎伊藤隆文 ○青木ひかる
稲垣庸子 和田茂雄 斎藤康夫 武井正明 篠原ひろし
厚生文教委員
 
◎板倉真也 ○高木真人
露口哲治 藤村 忍 漢人明子 小尾武人 五十嵐京子
建設環境委員
 
◎若竹綾子 ○渡辺大三 小山美香 野見山修吉
西岡真一郎 鈴木洋子 小川和彦 森戸洋子
議会運営委員
 
◎西岡真一郎 ○斎藤康夫 伊藤隆文 藤村 忍
野見山修吉 漢人明子 和田茂雄 板倉真也 高木真人
 
 
駅周辺整備調査特別委員

 
◎五十嵐京子 ○関根優司  伊藤隆文 藤村 忍
稲垣庸子 漢人明子 小尾武人 和田茂雄
青木ひかる 篠原ひろし 渡辺大三 井上忠男
行財政改革調査特別委員

 
◎鈴木洋子 ○小山美香  露口哲治 野見山修吉
若竹綾子 西岡真一郎 斎藤康夫
板倉真也 武井正明 小川和彦 高木真人
 
 
議会報編集委員
 
露口哲治 小山美香 若竹綾子 和田茂雄 五十嵐京子
青木ひかる 関根優司 高木真人 渡辺大三

 
 
昭和病院組合議会議員 青木ひかる 鈴木洋子
二枚橋衛星組合議会議員   小山美香 若竹綾子 五十嵐京子
斎藤康夫 関根優司
湖南衛生組合議会議員 露口哲治 稲垣庸子
東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合議会議員 藤村 忍
東京都十一市競輪事業組合議会議員  武井正明 小川和彦
東京都六市競艇事業組合  武井正明 小川和彦
 

                              (敬称略 ◎委員長 ○副委員長)
他に審議会委員等の46ポストも決めました。
 
 2003.5.25A 審議会等の報酬の受け取りを拒否します  

 都市計画審議会、土地開発公社評議員会、公民館運営審議会、図書館協議会、消防団運営審議会などなど、市長の設置する審議会等の委員に議員はなるべきではありません。
 市長の政策を決めるための審議をしたり、推進したりする審議会等に、そもそもその市政をチェックする議員がなっていてはおかしい!と、ずっと主張してきましたが、なかなか改善が進みません。今回も議長などの議会内の人事に続き、また誰がどの委員をやるかという調整をしています。

 重ねて、こんな風に議員同士で調整して議員の仕事としてなる委員に更に報酬を払うのはおかしい!とも主張しているのですが、やはり賛成していただけない方がいて廃止できません。
 というわけで、今年度からは報酬をもらうのをやめることにしました。

 一部事務組合(湖南衛生組合)議員としての報酬も、大幅見直しすべきと昨年の1月から受取を拒否していて、組合が法務局に供託しています。
 先日、市長に次のような申し入れをしてきました。市長は受取拒否された報酬は同様に供託するそうです。
 *あいまいにお返しすると「寄付」とみなされて公職選挙法違反になりかねません。

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2003年5月23日
小金井市長 稲葉 孝彦 様
小金井市議会議員 漢人明子

                          
審議会等の委員への市議会議員の選任と兼務報酬の廃止を求める申入書


 審議会等の委員への市議会議員の選任をやめ、市民公募委員に変えること、また、それまでの間および法的に市議会議員が就任しなければならない委員の兼務報酬の廃止を求めます。
 あわせて委員への選任もしくは兼務報酬廃止までの間の審議会等の委員報酬の受け取りを拒否します。

 議会は1999年に「市民参加による行政運営を図るため、審議会等のあり方の改善と、市民参加のための場の設置を求める陳情書」を趣旨採択し、委員に就任する委員会数と就任する場合の委員数の減を決めました。この協議の中でも、議員が委員として残るべきだとして出されていた意見の主なものは各審議会等と議会との情報交換やパイプ役として、あるいは議会での議決事項となっていない都市計画への関与の必要性によるものでした。議会内の調整によって委員となる審議会等の委員の仕事は議員活動の一部であり、議員報酬の他にさらに委員としての報酬を支給するべきではありません。
 審議会委員等、非常勤特別職の報酬は、地方自治法上支払わなければならないと定められていますが、別に条例で定めることにより支払わないことができ、すでに条例化している自治体も多数あります。
 そもそも、首長の政策策定や遂行の場である審議会等に、対立機関である市議会議員が委員となることは、双方の責任や果たすべき役割をあいまいにするものです。そのような指摘は多く、改善に取り組む自治体も増えています。
 
 市議会の一員として、陳情審査や議会改革の調査など様々な機会を通して改善を求めてきましたが、残念ながらいまだ全体の理解を得ることはできません。さらに議会における努力は続けますが、審議会等の設置者であり、報酬の支払い権者である市長におかれても前向きな検討と適切な対応をされるよう求めます。
以上
 
 2003.5.25 議長は共産党の森戸よう子さんになりそうです。   

 決まらない議長人事のために、19(月)の臨時会を20(火)まで会期を延ばしましたが、それでも決まらず、一挙に26(月)27(火)本会議と大幅に会期を延ばし、その間にさらに調整をすることになりました。
 23(金)午後の議員連絡会議までは、私も含む共産党、民主党、市民の党、生活者ネット、市民ウェブ、湧く湧く環境クラブの13人の議員で情報交換し、人事に関する提案もしていました。自民党の伊藤議員から提案された「基本的に現在の役職に全員が留任する」という方向で調整していましたが、合意に至らないなかで、共産党から「議長を引き受けたい」との申し出があり、13人の会は解散になりました。議長をはじめとした後半2年間の所属委員会や委員長などは、明日の本会議で投票などの選挙で決まる予定です。
 人事の調整が長引くことは良いことではありません。けれども、今回の議長人事は再開発事業を含む予算の議決の結果を含み、今後の議会のさまざまな議決に大きく影響してくるということから13人での共同歩調をとってきたのに。今回の共産党さんの判断は、私には理解できません。
   
 
 2003.5.17 議長が決まりません & 3月と同じ予算案が届きました  

 昨日の議員連絡会議も次の議長選出でつまずいたまま先に進みませんでした。3日間の連絡会議で決まったのは会派変更に伴う議席と控え室の変更だけというまま、19日(月)の臨時議会を迎えることになってしまいました。月曜日も議事には入らず、まず、この人事調整の続きをすることになります。

 「話し合いを原則に進めたい」との小川議長の方針に沿っての3日間でしたが、「月曜には話し合いがまとまらまければ選挙で決める」との考えが示されて、昨日の会議は終わりました。(正確にいうと、どちらにしろ議長は選挙で決めるのですが、事前の話し合いでほぼ決めた上で投票するのか、不調のまま投票するのかの違いです)
 
 また、臨時議会の議案が送付されました。3月議会で議会が修正する以前のものとほぼ同じ「2003年度予算案」です。3月に修正案を出した12人の議員では再度“再開発、区画整理を凍結し、住基ネットを切断する修正案”を出そうと準備を始めました。市長にも今度は3月のような「再議−暫定予算」という市政を滞らせる繰り返しはしないよう申し入れましたが、残念ながら「出している予算に賛成してください」との答えしかありませんでした。

 今回、議長が決まらないのは、この予算への賛否が拮抗しているため、議長(議決に加わらない)になることで、なった議員の主張が否決になる可能性があるというのが大きな理由です。今回の予算に限らず、賛否ギリギリ議案の多い小金井市議会では「議長になりたい議員がいない」という珍しい事態なのです。
 
 2003.5.15 11会派! 漢人の控え室は隣の大部屋に引っ越します 

 昨日から「議員連絡会議」が始まりました。19日の臨時議会に向けて、正副議長をはじめ所属委員会などの改選のための話し合いです。
 それに先立ち、会派の変動がありました。3月末に民主党を離れて「改革21」をつくっていた小川和彦さんと高木真人さんに、新たに「改革連合」から篠原煕さんが合流。稲垣庸子さんが「市民の党」を出て「市民ウェブ」をつくりました。
 新たな会派構成は以下の通りです。多摩市議会は一人会派7つで12会派との新聞報道がありましたが、それに次ぐ多会派の議会ではないかと思います。

 共産党(4人)  板倉、関根、森戸、井上
 公明党(3人)  鈴木、小尾、和田
 改革連合(3人)  西岡、武井、五十嵐
 改革21(3人)  高木、篠原、小川
 生活者ネットワーク(2人)  小山、藤村
 自民党(2人)  伊藤、露口
 民主党(2人)  斉藤、渡辺
 市民の党(2人)  青木、野見山
 市民自治こがねい(1人)  漢人
 湧く湧く環境クラブ(1人)  若竹
 市民ウェブ(1人)  稲垣    (敬称略)

 この変動に伴って、会派控え室も変更することになりました。
 改革連合の部屋に改革21が同居。民主党と一人会派の部屋が交替。漢人、若竹、稲垣の一人会派3人が4階東端の広い部屋に引っ越すことになりました。

 昨日はこの部屋替えと議席の変更までは順調でしたが、その後の議長選出の話し合いでストップ。
@最大会派となった共産党から出すべき
A直前に会派変動がありその原則は当てはまらない
B会派の大きさに関わらず、適任者にやってもらいたい(漢人は6年前からこの主張)
などの意見が出ています。
 さて今日はどうなるでしょうか?
 
 2003.5.8 再開発予算流用裁判 初公判 & 再生工房 選挙結果報告会  

 市議会議員12人で稲葉市長を訴えた「議会無視の再開発予算流用裁判」の初公判が、本日10:30から霞ヶ関の東京地裁で開かれました。
 前もって提出していた私たちの「訴状」と、市長からの「答弁書」の内容を確認した後、市村裁判長が市長側弁護士に「被告は次回までに“予算流用が適法である”ということを正面から展開してください」と指摘(そうだ!そうだ!)。最後に予定通り、原告の私たちを代表して青木ひかるさんが意見陳述を行いました。
 稲葉市長からの答弁書は、「だって再開発やりたいんだモン!」と本質をはぐらかすだけのものでしたが、青木さんの陳述は、市長の予算流用は議会の議決権を侵害する違法なものであり、この裁判は憲法が謳う民主主義を問い、地方議会に対する信頼を回復するためのメッセージを全国に発信するものだと宣言する格調高いものでした。
 近日中に「裁判のページ」を作ってアップします。

 そして夜は「小金井再生工房・どい英生選挙結果報告会」。負けた選挙の報告会とは思えない盛り上がりでした。再生工房の今後の活動については、7月の総会に向けて検討していくことになります。
 ちなみに「市民自治こがねい」の総会は6月29日(日)です。
 
 2003.5.2 市長選は残念な結果でした。  

 市長選は残念ながら、応援したどい英生さんの当選はなりませんでした。
 私自身、積極的に「市長選」に関わったのは初めてでしたし、「政党」のみなさんと選挙をしたのも初めてです。いろんな意味を込めて「勉強」させていただきました。

 さて、市議会は14〜16日に議長や所属委員会などの新しい人事を調整する「議員連絡会議」があり、その結果を受けて19日(月)に臨時議会が開かれます。
 また、稲葉市長は19日の臨時議会に3月議会で議会が否決した予算案をそのまま再提案するという話しも伝わってきています。

 その前に、8日(木)には「再開発予算流用問題」で市議12人が稲葉市長を訴えている裁判の初公判があります。10:30 東京地裁(霞ヶ関)です。

 統一地方選挙の間お休みしていたいろんなことが新規再起動です!
   
 
 2003.4.17 いよいよ市長選です!  

 都知事選の期間中は公職選挙法の関係で更新ができず、また、市長選の準備も忙しく、とっても久しぶりのレポートになってしまいました。

 都知事選は、私は樋口恵子さんを応援しました。友人たちと「小金井勝手連をしよう」と話し、生活者ネットの藤村さんや市民の党の稲垣さんなどの議員にも声をかけて、ポスターを貼ったり、駅前でのビラ配りをしたり…
 とっても残念な結果でしたが、小金井のささやかなアクションだってやらなければもっと悪い結果になっていたかもしれません。できることを重ねていくしかありません。

 さて、いよいよ今度は小金井市長選です。全国的には市区町村の議員選挙もあります。「三多摩議員ネットワーク」や「虹と緑の500人リスト運動」の無所属議員の仲間たちも、それぞれがんばっています。

 小金井市長選に向けては、昨夜、公会堂大ホールで「どい英生とともに手づくり市政トーク」が行われました。500人近い市民が集まり盛会でした。
 あと10日、がんばるぞ!
 
 
 2003.3.21 住基ネット離脱、再開発凍結の予算修正案を提出  

アメリカのイラク攻撃が始まってしましました。
平和的解決を求める世界の声に背を向けた暴挙です。
早々と支持表明をした小泉首相も許せません!
小金井市議会では、再度、攻撃即時中止を求める決議をします。

さて、3月議会もいよいよ終盤です。
昨夜までに委員会の審議が一通り終わりました。

男女平等基本条例、市民参加条例は継続審議。
 (6月議会に新しい構成の委員会で審議します)
環境基本条例は昨日の建設環境委員会で修正可決、本会議も可決でしょう。

24(月)の予算特別委員会で、来年度予算案への修正案の審議があります。

修正案の内容は
 @住基ネットからの離脱
 (昨年8月からの一時稼働分を続ける予算と
  今年8月からの本格稼働分−住基カード発行予算の削除)
 A武蔵小金井駅南口再開発事業の凍結
 B東小金井駅北口区画整理事業予算の一部凍結
 C介護保険サービス利用料助成アップ
 D学校図書費アップと司書配置
 E商工会補助金アップ

提案しているのは、
 共産党(板倉、井上、関根、森戸)
 民主党(斉藤、渡辺)
 市民の党(青木、稲垣、野見山)
 生活者ネット(小山、藤村)
 漢人の12人。

予算特別委員会も本会議も賛成多数で可決の見込みです。
が、稲葉市長は「再議」という拒否権を発動するかもしれません。
そうなると3分の2の賛成がないと可決しなくなりますので
修正予算案は否決となり、来年度予算がなくなります。
そこで市長が次にどんな予算案を出してくるか???
と、いう状況で、議会は3月末のギリギリまで続きそうです。

 
 2003.3.16 どい英生さんと一緒にホントの市民参加の市政をつくろう!  

 4月の市長選に関する報告を2月3日のあれやこれやレポート以来していませんでした。その後、市民自治こがねいとしても応援することになりましたし、他の政党関係の支持不支持などの態度も決まってきました。
(近日中に市民自治こがねいトップページに市長選リンクをつくります)

 今日は午後から東小金井、武蔵小金井両駅前で駅頭大演説会を行います。市長選挙があるんだよ〜!いろんな人が「どい英生」さんと一緒に市政を変えたいと、がんばっているんだよ〜!と、たくさんの市民に伝えようと、応援や支持を決めている共産党、民主党、生活者ネットワークなどの市議会議員も参加する予定です。

 「市民中心の手づくり選挙をしよう!そのパワーが市政を変えるんだ」という再生工房=どい英生さんの主張と、その「市民の一部」というには占めるパワーの大きい政党などの応援のバランスに、配慮、苦慮、四苦八苦の毎日です。答えは、市民パワーをもっともっと大きくする、しかないですね。これって、と〜っても大事なことです。


 3月議会の報告もたまってしまいました…。
明日、明後日は予算特別委員会ですから連日遅くなりそうです。 
 
 2003.3.8 イラク攻撃反対「WORLD PEACE NOW 3.8」に4万人!  

 日比谷公園の「WORLD PEACE NOW 3.8」のピースパレードに参加してきました。
 集会会場の野外音楽堂は満席で入りきれない人が公園内にあふれていて、あちらこちらで独自に演奏したり、踊ったり、集会したり。今日の企画は大規模な組織動員のない基本的に個人の市民の集まりです。先日の朝日新聞に掲載されたグリンピースジャパンの意見広告(大きな白抜きのNO WAR)にちゃんとぬり絵した即席プラカードを持っている人がとても多かったことからも納得です。集会とパレードの様子はこちらのサイトで見ることができます。
http://peaceact.jca.apc.org/modules/news/article.php?storyid=94

 やらなくてはならないことが山のようにあったのですが、行ってよかったです。
 
 2003.3.6 一般質問が終わりました  

 私の一般質問は4日に終わりました。 概要をご報告します。
 元議員のご葬儀が入ったため2時間に延長されたお昼休みを挟んだ質問になってしまいました。傍聴していただいたみなさんありがとうございました。
 時間配分の都合で通告の順番を変えて質問しました。
 まずは子ども家庭支援センターについて

2 どんな子ども家庭支援センターをつくろうとしているのですか

(1)設置に向けてのニーズ把握、市民参加について
 
 
 子ども家庭支援センターの設置が来年度予算で提案されています。
予算資料によると概要は次のとおりです。
・社会福祉法人に委託
・貫井北町の保健センターに10月1日開設
・準備室は7月1日設置
・職員は常勤3人非常勤2人
・開所時間は月〜金の9時〜5時
・事業内容は相談、子育て広場、子育てネットワーク、運営協議会など

 実は市民参加の経過を経て2001年春に発表された「小金井市のびゆく子どもプラン」では、子ども家庭支援センターは子育て施策の中心として2006年以降に実施と位置づけられていました。ところが、その半年後発表の長期構想の実施計画に唐突に2003年開設と載っていたのです。
 私は、昨年5月の厚生文教委員会で「前倒しはいいとして開設準備はちゃんとされるのか?」と質問しましたが、答えは「準備のための予算は付かなかったから全くしてない」とのことでした。
 そういう経過の元での今回の予算です。
 事業内容や、設置場所や時間など、基本的な概要を決める前の市民参加による検討が必要だと求めました。が、残念ながら小金井の子育てニーズ調査や子育て関係市民グループとの懇談なども含め開設後に行うという答弁でした。
 民間委託を否定はしませんが、今回のような丸投げ方式には反対です。
 予算委員会でさらに詳しく質疑し、改善を求めます。


(2)子どもへの虐待防止の中心的機関としての役割について
 子ども家庭支援センターには、虐待防止ネットワークの中心的機能が求められています。とくに様々な関係機関との連携・調整が担える機関であるかが重要ですが、その検討も不十分のようです。

 
 2003.2.21 3月議会の一般質問の通告をしました。  

 3月議会は市長の「施政方針」や新年度の「予算」審議もあり盛りだくさんです。
 そのうえ「市民参加条例」「男女平等基本条例」も提案が予定されていますが、市長選前の重要条例の判断は難しいです…。
 一般質問の通告内容は以下の通りです。

  -------------------------------------------------------------------

1 住基ネットからの離脱を

(1)住基ネット稼働後の中野区、国立市の離脱について

 両首長とも、国に対する照会・質問を経て、提供した市区民の個人情報が確実に保護されるような安全確保措置がとられていないと判断し、住基法36条の2で義務づけられた「市区町村長の適切な管理のために必要な措置」として接続を切断した。また、日本弁護士連合会は昨年12月「実効性のある個人情報保護法制の整備がなされていない現状において、市町村が住基ネットから離脱することは合法である」との意見書を総務省に提出している。市長の見解を問う。

(2)違法な「金融機関での住民票コード通知票による本人確認」を受けて
 全国銀行協会の指導による住民票コード利用は金融庁との協議によるもので、国自らの違法行為である。「市区町村長の適切な管理のために必要な措置」として住基ネットを離脱するべきだ。


2 どんな子ども家庭支援センターをつくろうとしているのですか

(1)設置に向けてのニーズ把握、市民参加について
 
 子ども家庭支援センター設置に向けてのニーズ調査、子育て関係市民グループとの懇談などの市民参加過程を持たないのか。

(2)子どもへの虐待防止の中心的機関としての役割について
 子ども家庭支援センターには、虐待防止ネットワークの中心的機能が求められている。相談、情報収集、様々な関係機関との連携・調整が担える機関として検討されているか。
    
 
 2003.2.13 議長会の表彰制度廃止の申し入れへのお返事がきました。  

 1月8日に三多摩議員ネットワークとして、全国、関東、東京都の各市議会議長会に議員の永年勤続表彰制度の廃止を求める申し入れをしました。
 このうち、全国議長会から会長コメントという形でのお返事が届きました。
 東京都議長会では17日の総会で検討されるようですので、その結果も受けて議員ネットとしての対応を考えます。
 
 全国議長会のお返事は以下の通りですが、昭和11年の大日本帝国憲法かでの議員がボランティア名誉職だった時代からの歴史といわれても御理解できるわけがないですよね。
   
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平成15年2月5日
市民自治をめざす
三多摩議員ネットワーク 御中
全国市議会議長会

申し入れ(H15.1.8)について


 標記の件については、下記のとおりですので、御理解のほど宜しくお願い申し上げます。


(1)本会表彰制度については、

 @昭和11年以来の長い歴史があり、議員活動に対する敬意と激励の意を込めた顕彰制度として定着し、会員の理解を得て実施してきているものである。

 Aこの表彰を受けるか受けないかは表彰該当者本人の選択によるものである。

 B本会として、これまで「廃止」という声は聞いたことがない。

(2)今後とも、会員全体の意向を踏まえて、表彰制度の適切な運営を図って参りたい。

                                      
(会長コメント)

 
 2003.2.5 稲葉市長を訴えました。「再開発予算流用に関する住民訴訟」   

 昨年11月に行った住民監査請求を監査委員が棄却したので、本日12名の議員で住民訴訟を提訴しました。提訴にあたっての私たちの『見解』をまとめましたのでお読みください。

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稲葉市長の議会が否決した再開発予算流用に関する住民訴訟
提訴にあたっての見解

 私たち12人の市議会議員は、2002年11月8日に「稲葉市長の違法な予算流用による契約の破棄、公金支出の差し止め、市に損害が生じた場合は市長による弁済を求める住民監査請求」(請求者13人)を行いましたが、小金井市監査委員(3人)は、2003年1月6日、この請求を「棄却」しました。この結果を受け、私たちは地方自治法第242条の2に基づき住民訴訟を提訴しました。
 
【訴訟の趣旨】
 2002年5月14日、稲葉市長は1374万405円を他の予算から流用し、武蔵小金井駅南口再開発事業の都市計画に関する業務等の委託契約に充てました。この再開発に関する予算は、都市計画決定が半年延びた経緯から翌年に繰り越すことを、3月の第一回定例議会で否決され、市長はこの部分を除いた補正予算を提案し直し可決されたものです。この予算流用による業務委託契約は議会の予算議決権を侵害する違法行為であるため、この契約に基づく委託料の支払いの差し止めを求めます。訴訟中に委託料が支払われたときは稲葉市長個人に相当額および損害賠償金の支払いを求めます。
 
【私たちの主張】
(1)私たちは議会意思を無視した稲葉市長の予算流用による事業執行の違法性を訴えます。
 再開発事業そのものについては、市長の方針に対し議会の判断は大きく二分しています。特に2001年3月の市議会議員選挙の結果、市長方針に対し否定的な公約を掲げた議員が議会過半数を占めることになったことが、今回の補正予算否決につながっているという背景があります。
 私たちは、この再開発事業について@情報公開と説明も不十分で地権者と市民の同意を得ていない計画であり、A駅前に市役所庁舎と市民交流センターなど公共施設を入れ、B財政的にも市民生活に大きな影響を与える可能性のあるものだと考えています。
 しかし、再開発事業の評価は、まちづくりに対する価値観や市財政の将来見通しなどにより異なるものであり、選挙をはじめとした市民参加・市民自治のシステムのなかで市民が判断をしていく問題です。裁判所にその是非を求めるものではありません。 
 
(2)この訴訟は、市長・執行機関と議会との基本的な関係を問う重要な訴訟です。
 市長方針に基づく事業について、議会がストップをかけようと予算を否決した場合にも、他の予算を流用して事業執行してしまう今回のケースを認めれば、議会のチェック機能を否定することになります。また、議会は常に予算流用の可能性まで考えなければならなくなり、正常な予算審議・議決ができなくなります。
 地方分権の時代に求められる自治体の長と議会の基本的な関係に関わる問題です。
 
(3)小金井市監査委員による住民監査請求の棄却決定は、「平成13年度及び同14年度の当初予算を可決した議会意思と矛盾するもので、市当局も全く想定していなかったと思われる」と述べ、予算を流用することの違法性の法的見解を求めたにもかかわらず、上記2点についての認識に欠けた大変残念な内容でした。また、私たちは、武蔵小金井駅南口再開発事業に対して議会で推進する立場を表明している議会選出の監査委員の除斥の求めましたが、これを無視した監査結果を受け入れることはできません。

【経過】
2001年
3/ 2 議会、「再開発事業の都市計画の予算」を含む2001年度一般会計予算を可決
3/25 市議会議員選挙により市長方針の再開発事業に否定的な議員が過半数となる
 
2002年
3/22 議会、「再開発事業の都市計画の予算」の翌年への繰越を含む補正予算を否決
3/27 市長、臨時議会で「都市計画の予算」を削除した補正予算を提案、議会可決
5/14 市長、予算流用により、否決された「都市計画の予算」に基づく委託契約を
   公団と締結
6/25 議会、すでに委託契約された「都市計画の予算」に関わる補正予算を否決し、
    「市議会が否決した再開発事業予算を勝手に執行し、独断専行で契約を
   強行した稲葉市長の責任を問う決議」を可決    
7/ 1 市長、臨時議会で「都市計画の予算」を削除した補正予算を提案、議会可決
9/30 議会、予算流用に関し「地方自治法98条第2項の規定に基づく監査請求」を議決
   (11/26違法ではないとの監査結果報告あり)
11/ 8  議員13名「稲葉市長の違法な予算流用による契約の破棄、公金支出の差し
    止め、市の損害の市長による弁済を求める措置請求書」を監査委員会に提出
 
2003年
1/ 6 監査委員3人連名で、住民監査請求を棄却
2/ 5 議員12人で住民訴訟提訴


稲葉市長の再開発予算流用に関する住民訴訟 原告
                関根優司、板倉真也、森戸洋子、井上忠男(共産党)
斉藤康夫、渡辺大三(民主党)
稲垣庸子、野見山修吉、青木ひかる(市民の党)
藤村忍、小山美香(生活者ネットワーク)
漢人明子(市民自治こがねい)
 
 2003.2.3 4/27市長選にむけて 小金井再生工房オープン  

 一昨日と今朝、新聞報道もされましたが、4/27の市長選に向けて「土肥英生(どいひでお)」さんが立候補の表明をし、「小金井再生工房」という会を立ち上げました。

 土肥さんは「小金井まちづくりの会」という市民グループでの活動を通して、小金井のまちや市役所のあり方などへの発見や疑問をもつなかで、今回の決意に至っています。私も「まちづくりの会」の一会員としても、共感するものが多くありました。

 昨日の小金井再生工房の設立総会には私も出席しましたが、会場いっぱいの80人を超える参加者でした。土肥さんは政党などの団体には政策への賛同と応援は求めるが、基本は市民による手づくり選挙で臨みたい、選挙過程もまちづくりの一環として取り組みたいの考えです。
 市議会に関わる政党関係では、昨日の参加者の顔触れから民主党、共産党、市民の党さんは支持されるのではないかと思われます。生活者ネットワークさんはすでに支持を決めたとの発表がありました。私は個人的には昨日「再生工房」への入会手続きをしましたが、市民自治こがねいとしての取り組みについては今週中に判断する予定です。

 土肥さんのプロフィールや政策については小金井再生工房のホームページでご覧いただけます。
 
 2003.1.29 障害者ヘルパー上限設定は、とりあえず先送りになりました  

 支援費制度に伴う障害者のホームヘルパー派遣時間の上限設定については、とりあえず、来年度については実施されないことになりました。
 でも、油断は禁物!今回は広範な障害者団体が2週間にわたって厚労省を取り囲み、東京都をはじめとした自治体からも撤回の要請が行われるなどの中で、厚労省も方針修正せざるを得なかったということのようです。国には障害者の「人らしい」生き方なんて発想がないことに変わりはありません。
 当事者を含む検討の場が設けられることになります。要注目!要監視!です。
 詳しい経過や解説は立川市議の大沢豊さんのサイトか、大沢さんからもリンクしているDPI(障害者インターナショナル)日本会議をぜひご覧ください。
 
 2003.1.20 障害者のホームヘルパー派遣時間に上限設定?!  

 昨日は市民自治こがねいの新年会でした。今年は胡弓の演奏をお願いしました。中国の曲はもちろんですが、竹田の子守歌やイエスタデーなども聴かせていただきました。演奏していただいた村井さんには昨日初めてお会いしましたが、市内在住で胡弓の教室は市民自治こがねい事務所のすぐ近くで開かれているとのこと。
 村井さん、ご参加のみなさん、ありがとうございました。

 さて、来年度から始まる障害者版の介護保険制度のような「支援費制度」。行政からの措置ではなく、本人がサービスを選べるようになる制度として準備が進められています。介護保険と大きく違うのは財源が税金(保険ではない)ということです。
 介護保険以上に基盤整備が進んでいなくて、「選択」どころではないのではないかという障害者の不安に対して、厚生労働省は、支援費制度の導入によって現在のサービス水準は落とさないと説明してきました。

 ところが、このギリギリになって、厚労省はホームヘルパー派遣時間の上限を設定するつもりだということがわかりました。
 とんでもないです!これまでにない広範な障害者団体が一緒になって厚労省との交渉や抗議行動に取り組んでいます。私も先週、厚労省前の抗議行動に参加しました。多くの車イス利用などの当事者を含む1000人が寒〜〜〜いなかで抗議の意思表示をしていました。私は用事があって1:30で失礼しましたが、朝から夕方までの取組でした。

 厚労省の言い分は「支援費制度の導入でサービス利用が増える、基準を決めないと補助金が不足して全国に公平に支給できなくなる。足りない分は自治体が出したければ出せばよい」というもの。その基準は最重度でも1日4時間といわれています。これは実質、多くの介護を必要とする自立障害者はみんな施設に入るか親元に戻れといっていると同じことです。

 私は学生の頃から地域で自立生活をする重度の身体障害者の介護に関わってきました。ここで暮らそう!と決意した障害者が、支援者・ボランティアを募り、行政と交渉を続ける中で少しづつ「公的介護保障」「自立生活」を創ってきました。そのモデルを見て「私も!」と思う人が増える中で「特例」を「制度」にして、全国に拡げてきた過程があります。
 厚労省のいう「全国に公平に支給」は、これを全てバッサリと切り捨てる発想です。「完全参加と平等」への微塵のビジョンもない、机上のそろばん勘定でしかありません。

 今回の経過について、市民自治をめざす三多摩議員ネットワークの仲間で、自立障害者の介護に始まる20年近いお付き合いの立川市議の大沢豊さんのサイトで詳しく紹介しています。

 
 2003.1.15  わが家の“生ごみ処理機”のはなし …その後

 市議会レポートの1月5日号で、この年末に動かなくなったわが家の電動生ごみ処理機について書きました。
 昨日、エイヤっと処理機の中の半分解状態の生成物をいったん全部掻き出し、ちょっとほぐして、半量くらいをまた戻しました。途中で腰が痛くなったので娘にSOSして小1時間くらいの作業でした。
 残りの半分の生成物は様子を見ながら少しずつ戻していきます。
 攪拌機の届きにくい四角や底の方が固まってしまい、それがひっかっかって動かなくなっていました。半年か一年に一度は必要な作業ですね。

 わが家の生ごみ処理機は、着床材(バクテリアの着いたおが屑みたいなもの)の中に生ごみを入れると、バクテリアがごみを水とCO2に分解してくれるという仕組み。ごみが一カ所に固まらず早く分解されるように攪拌機が時々動くので少々電気が必要です。  一日経つと元のごみの形状はほとんど分からなくなります。“少し湿った感じのおが屑”がベストの状態。この状態ではほとんど臭いもありません。
 利用を始めて最初の頃、腐ったシチューの処理に困りドボドボと入れてしまったら、スゴイ悪臭が発生。慌てて掻き出してごみに出し、新しい着床材に変えたことがありました。着床材の交換はその一度だけです。
 また、分解しにくいため、入れないのは貝殻や豚の骨、タマネギの皮、それに柑橘類の皮です。柑橘類の皮は余裕があるときは細かく刻んで入れれば何とかなります。

 電動生ごみ処理機には市から1万円の購入補助金が出ます。ぜひ家電製品コーナーでご覧ください。でも4〜5万円はしますから1万円補助ではまだ少ないですよね。全世帯に“無料”で貸与してごみを減らし、焼却場や最終処分場の延命を図っている自治体だってあるくらいですから。
 
 2003.1.9  議員の永年勤続表彰制度の廃止を求める申し入れをしました。  

 現在、全国と関東と東京都の市議会議長会による「永年勤続表彰制度」というものがあり、東京都の7年から始まって、10年以降は5年ごとに「表彰」され、記念品が授与されています。記念品は全国議長会からは勤続年数によって違う宝石のついた議員バッチ、関東議長会からは同じく宝石つきのタイタック(男性)かペンダント(女性)、東京都議長会からは毎年変わりますが昨年は電子辞書でした。
 議員同士が市民の税金で「表彰」なんておかしいとずっと思ってました。
 昨日、この表彰制度はやめるよう「市民自治をめざす三多摩議員ネットワーク」として各議長会に申入書を送り、本日、記者会見もしました。東京都議長会へは合わせて管外会議と議員研修会の見直しも求めました。
 東京都議長会への申入書は以下の通りです。



2003年1月8日
東京都市議会議長会
 会長 清瀬市議会議長 中村 清治 様
 
 
申 入 書
 
 貴議長会におかれましては、地方自治の発展と市議会の活性化に向けてご尽力いただき、ありがとうございます。
 私たちは三多摩地域で活動する無所属の市町村議員を中心とするネットワークです。市民に開かれた議会のあり方や様々な政策研究、行動などに取り組んでいます。
 さて、貴議長会には永年勤続表彰制度があり記念品の授与も行われていますが、私たちはこの表彰制度は議員の特権意識の現れ以外のなにものでもないと考えます。私たち自治体議員は4年ごとの選挙によって選ばれているのであり、その市民からの評価の他に、さらに当選回数の多さによって議長会から表彰される必要はありません。
 さらに、貴議長会主催で年1回行われている議員研修会については、この表彰式と合わせた催しともなっており、残念ながら現状では貴重な時間と税金を使って開催するに値する内容とは言えません。
 また、貴議長会では、毎年、総会を管外の山梨県や群馬県の温泉地で開催しておりますが、このことについては、その必然性が全く理解できません。
 各市とも厳しい財政状況の中、徹底した事務事業の見直しに努めています。各市からの負担金という貴重な市民の税金によって成り立つ議長会においても、その使い道についての精査が求められるのは当然のことです。
 よって、以下について申し入れいたします。
 
1.永年表彰制度を早急に廃止すること
2.貴議長会主催の議員研修について廃止も含めた見直しを行うこと
3.必要のない管外会議を行わないこと 
 
                   市民自治をめざす三多摩議員ネットワーク
事務局 東京都小金井市本町2-19-36
市民自治こがねい気付
【昭島市】友清節子 【稲城市】藤原愛子/荒井健二 【立川市】五十嵐健/大沢 豊
【三鷹市】嶋崎英治 【狛江市】清水信之/市原広子(予定候補)【羽村市】門間淑子
【国立市】上村和子/重松朋宏/関口 博   【小金井市】漢人明子/若竹りょう子
【日野市】名取美佐子  【清瀬市】長野美保子/布施哲也  【西東京市】森てるお
【東久留米市】池田治夫/白石玲子【東大和市】長瀬りつ 【武蔵野市】山本ひとみ
【多摩市】吉田千佳子/末木あさこ  【小平市】橋本久雄   【府中市】三宮克巳
【八王子市】陣内やすこ(予定候補) 【日の出町】雨宮敬子 【檜原村】丸山美子 
 
 2003.1.5  あけましておめでとうございます。  

 年末から風邪を引いてしまい、すっきりしない年越しでした。
 さて、市議会レポートを作りました。全体のアップは明日しますが、ごあいさつだけ、先に転載します。

このまちの平和力を高めることで
 
 今度は再びイラクへと戦禍が拡げられようとしています。アメリカの独りよがりな世界観とそれを支持するイギリスと日本。すでに膨大な軍備に加えて戦争のための法律を作り、この構造をさらに強化しようとしているこの国。
 このまちは戦争のための有事法制には反対。このまちは人の尊厳を否定し監視社会を招く住基ネットからは離脱する。このまちは今さら国に補助金で縛られることにもなる環境破壊大型開発はしない。そんな自治体のひとつ一つの積み重ねが、この国を、世界を変えていくことになります。 
 最も大きな力は、このまちの“自律する市民”です。その力を集め、さらに育てていくような“市民自治のまちづくり”こそ平和力の基礎です。
 春の統一選挙、小金井からも、世界と未来の子ども達にちゃんと説明のできる「このまちの選択」を描ける市長を誕生させましょう。